COVID-19パンデミック、幼児のASQスコアにわずかに影響

米国で、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）パンデミックが幼児期の発達マイルストーン達成に及ぼす影響をコホート研究で検討。0-5歳児5万205例（男児51.5％、平均月齢18.6カ月）を対象に、Age-standardized Ages and Stages Questionnaire（ASQ）第3版スコアを、分割時系列分析を用いてパンデミック前（2018年3月1日-2020年2月29日）とパンデミック期（2020年6月1日-2022年5月30日）で比較した。主要評価項目は、ASQの各領域スコア（コミュニケーション、個人・社会、問題解決、粗大運動、微細運動）とした。 その結果、パンデミック前とパンデミック期で、ASQのコミュニケーション（－0.029）、問題解決（－0.018）、個人・社会（－0.016）の領域で年齢特異的な平均スコアが有意に低下した。微細運動と粗大運動の領域に変化はなかった。児に関する養育者の心配事は、パンデミック前よりパンデミック中にやや増加していた（率比1.088、95％CI 1.036-1.143）が、児の行動に関する養育者の懸念に変化はなかった。...